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NHK大河 軍師官兵衛 第13話「小寺はまだか」感想

松寿丸が人質に行ったり、松永久秀が茶釜と共に自爆してからもう1週間か。

3月も終わりだし、すでに4分の1が終わったということに。

月日が経つのがすごく早く感じます。

今日は両兵衛が一緒に戦場に立ちましたね。いよいよ播磨激動の期間に突入です。(`・ω・´)

NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 一



赤鼻小寺は今週も安定のクズっぷりw

やってくれますね。小寺ちゃんw

クズのくせにプライドだけは一丁前にあるもんだから厄介だわ。

赤ッパナ「わしから会いにに行ったのでは面目が立たんのじゃ」

めんどくせええええええ(;゚д゚)

姫路城を明け渡しちゃう官兵衛もどうかとは思うが、主従関係を全く理解してない赤鼻はもっとおかしい。(´・ω・`)

まぁ、田舎豪族として我がまま放題やってきた赤ッパナには分からんのだろうけど・・・

そして半兵衛が官兵衛に言ったこの言葉。

「大義の前につまらぬ面目など無用」

まさにこれw 赤ッパナには大義なんてないから関係ないんだろうが、官兵衛や秀吉は大義があるんだから下らないプライドに拘るなんてチャンチャラおかしいってやつ。

何が本当に重要なことなのかをよく考えるのが大事って、まぁ当たり前なんだけど時々見えなくなってしまうから気をつけないとね。



織田家と小寺家が対照的過ぎる

官兵衛を中心にすると織田家と小寺家の対象性が実に明白。前にも書いた気がするけど、欧米型実力主義の織田家と日本型年功序列の小寺家と見ると分かりやすい。

信長は古参家臣よりも成果を重視する。百姓出身の秀吉を重用したり、明智光秀や荒木村重のような浪人を登用したり、使えると思えばとことん引き立てる。逆に仕えなきゃ佐久間信盛のように大変な目に合うけどw 外資系企業の血も涙もないリストラみたいなもんかな。

一方の小寺は古参の家臣を重用している。使えなさそうなオッサンどもが重臣としてでかい顔してる。これじゃあ官兵衛も苦労する。赤っパナは一応、官兵衛を引き立ててはいるけど、松寿丸を人質に出したりそれ以上のことを官兵衛は強いられてるからなぁ。

ちなみに毛利家は、毛利隆元、吉川元春、小早川隆景の三本の矢体制から想像するにどちらかと言えば年功序列だろう。つーか、織田信長が当時斬新だっただけなんだが。

そう考えると官兵衛の活躍の場は小寺家でも毛利家でもなく、織田家にしかなかったのかな、と思う。逆に赤ッパナ含めて小寺家の使えない重臣どもは毛利家でしか活躍できない。小寺家大評定でも官兵衛以外はほとんど毛利につこうとしてたが、その理由もそういうことなのかな、と思った。


天下統一における播磨の重要性

本作品では官兵衛の出身地ってことで播磨にクローズアップしてるけど、これまでの大河や時代劇では播磨についてあまり描かれてなかったんだよね。荒木村重の謀反とか秀吉軍団の中国攻めとか、その辺が少し出てくるぐらいで播磨についてはあまり取り上げられてこなかった。

なので、戦国時代における播磨ってあまり印象になかったんだけど、こうやって見ると中国攻めの足がかり的な位置づけで播磨ってのは結構重要な地だったのかな、と思った。

今回、秀吉から官兵衛に送られた書状を見ればそれも明らかで、織田家の重臣という地位にあった秀吉が、弱小田舎大名の一家老に過ぎない官兵衛を義兄弟とまで言っているのは播磨が重要だからこそ。播磨を無傷に近い形で手中に収めることこそが、中国攻めで一番重要なところで、それを成し遂げられるのは官兵衛を他にいない、という判断だったのだろう。

▼播磨周辺マップ(軍師官兵衛のNHK公式サイトより)
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