おれブログ

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NHK大河 軍師官兵衛 第15話「播磨分断」感想

前回は毛利指揮下の上月城を秀吉率いる織田軍が落とし、織田が播磨全域を支配下に収めました。

ですが今回は毛利のターンでした。毛利お抱えの外交僧、安国寺恵瓊が久々に登場し、播磨を揺さぶってました。


NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 一

安土城でのお茶会

秀吉が播磨を平定した翌年の新年、安土城では信長が直々のお茶会が開かれてました。どうもこの頃の信長茶会は織田家にとって重要なものらしく、お呼ばれすることが武将のステータスらしいです。播磨平定が評価された秀吉は、そんな重要なお茶会にも呼ばれるようになりました。

しかし信長茶会のシーンはなんか微妙だw 普段は日本刀振り回したり、馬乗り回したりしてんのに、お茶とか大人しく飲んでるのがちょっとウケる。あと大評定は無駄に広いところでやってんのに、狭い茶室で屈強なおっさんどもが所狭しと座って、一つの茶器を回し飲みしてる様も面白い。あ、でも回し飲みはお茶会の作法らしいですね。そういえばマンガボックスの「さどんです」って漫画でも読んだ気がします。あと茶室の入り口がめっちゃ狭いとか、わざと音を立てて合図するみたいな話も読んだ気がします。

▼せまい・・・ ちなみに柴田のオッサンは上杉謙信と対峙してるため欠席とのこと(´・ω・`) ここにヒゲ柴田入るとさらにキツいwww
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そんなわけで着々と出世街道を突き進む秀吉だけど、足軽からの成り上がりは他の大名が面白くなさそう。茶会の場でも滝川一益や丹羽長秀がチクリチクリと嫌味なこと言ってたし。でも秀吉はさすがにその辺のことを心得ていて、そういう雰囲気になるとすかさず信長をうまく利用して場を収める。そういう処世術が秀吉の一番の武器なんだろうなぁ。だから自分がてっぺんに上り詰めちゃうと力が発揮できない。晩年の秀吉は残念なエピソードが多いけど、多分、一番の武器である処世術が不要になったのも一因としてあるのかな、と思った。



松寿丸の「具足始めの儀」

そんなお茶会の翌日だったかな。松寿丸くんの「具足始めの儀」が秀吉とおねによって行われました。人質なのでこういった大事な儀式も親元ではできないんすね。でも黒田家からは善助と太兵衛が来てました。

▼具足始で凛々しくなった松寿丸くん
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ちなみにこの「具足始めの儀」ってのは元服とはまた違ったものらしい。

鎧着初 - Wikipedia

鎧着初(よろいきぞめ)、または具足始(ぐそくはじめ)は、武家の男子が13、14歳に達した時に初めて鎧(具足)を着用する儀式。

元服は「冠(日本では烏帽子)をかぶらせる行事」であり、ゆえに儒教の四大礼式である冠・婚・葬・祭の内の「冠」で表記されるが、具足始は武家という身分行事であって、元服とは同義ではない。「武礼冠」にしても礼的冠であって実用甲冑を用いる具足始とは性格が異なる。従って具足始は儒的礼式とは異なる行事である。

櫛橋左京進が安国寺恵瓊に調略される・・・(´・ω・`)

今回のサブタイトルは「播磨分断」ってことなんですが、この「分断」の中心人物となったのがまさかのウザ義兄、櫛橋左京進でした。

毛利の安国寺恵瓊の口車にまんまと乗せられ、三木城の別所長治と共に毛利についてしまった。アホかーーーー( ゚Д゚)

しかも秀吉や播磨の諸将があつまった大評定の場で反旗を翻すとかマジかよと。赤ッパナ小寺の面目丸つぶれやんか。つーか、それを聞いた赤ッパナは食ってるものを飛ばしながら怒ってたw きたねぇwww しかしいいキャラしてるなぁ。官兵衛との囲碁の勝負でも何度も待ったをかけたりして、ほんといいキャラだわwww そういえば囲碁のシーンではいつもより鼻が赤かった気がするw

裏で調略三昧だった安国寺恵瓊についてはこちらで少し詳しく書いてます(`・ω・´)
NHK大河 軍師官兵衛 第7話「決断のとき」感想 - おれブログ


失脚した荒木村重

石山本願寺との和睦交渉をしくじった荒木村重。自分から信長に和睦を進言したのに本願寺顕如に断わられてしまい、魔王koeeee だし~、ワシャどうすればよいのじゃ~ (;´Д⊂) って泣きじゃくってた村重。このシーン良かった。村重役の田中哲司、だし役の桐谷美玲の演技が本当に素晴らしかった。

▼泣きじゃくる村重と妻のだし
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結局、秀吉の配下について播磨攻めに加わるように信長に言われた村重。前回、すでに信長直々のお茶を飲んだりしてたことから、織田家での村重の地位は明らかに秀吉よりも上でした。でも今回のこの沙汰によって立場が逆転してしまいました。村重だけでなく明智光秀も「え?マジ?」みたいな顔してたけど、他の武将にも明日は我が身という思いがよぎったのかと。

なるほど、村重の裏切りはこの辺りからつながってくるわけですね。