おれブログ

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ツール・ド・フランス2014も山岳ステージ突入でいよいよ本格化

ツールドフランスも3分の1の日程を終えてとうとう最初の山岳ステージに入りました。

ここからは山岳を得意とする選手も出てきて、総合争いが激化してきます。

つーわけで、ここまでのレースを振り返っておきましょう。


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第1~8ステージの結果とステージ終了後の各賞保持者

ステージ ステージ優勝 マイヨ・ジョーヌ(総合首位) マイヨ・ヴェール(ポイント賞) マイヨ・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞) マイヨ・ブラン(若手首位)
1 マルセル・キッテル(ドイツ) マルセル・キッテル(ドイツ) マルセル・キッテル(ドイツ) イェンス・フォイクト(ドイツ) ペーター・サガン(スロバキア)
2 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ペーター・サガン(スロバキア) シリル・ルモワンヌ(フランス) ペーター・サガン(スロバキア)
3 マルセル・キッテル(ドイツ) ペーター・サガン(スロバキア) マルセル・キッテル(ドイツ) シリル・ルモワンヌ(フランス) ペーター・サガン(スロバキア)
4 マルセル・キッテル(ドイツ) ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ペーター・サガン(スロバキア) シリル・ルモワンヌ(フランス) ペーター・サガン(スロバキア)
5 ラース・ボーム(オランダ) ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ペーター・サガン(スロバキア) シリル・ルモワンヌ(フランス) ペーター・サガン(スロバキア)
6 アンドレ・グライペル(ドイツ) ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ペーター・サガン(スロバキア) シリル・ルモワンヌ(フランス) ペーター・サガン(スロバキア)
7 マッテオ・トレンティン(イタリア) ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ペーター・サガン(スロバキア) シリル・ルモワンヌ(フランス) ペーター・サガン(スロバキア)
8 ブレル・カドリ(フランス) ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア) ペーター・サガン(スロバキア) ブレル・カドリ(フランス) ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド)

ここまでの振り返り

第1~第4ステージ

前半はドイツ人スプリンター、マルセル・キッテルが強かったですね。第1、2、4ステージを勝って、ステージ3勝。特に第3ステージ、英国ロンドンでの完璧なチーム連携での勝利は見事としか言いようがありません。

しかし、総合首位はイタリアチャンピオンでもニーバリがキープ。第2ステージ、ゴール目前での絶妙なアタックでプロトンに2秒の差をつけました。また、この第2ステージではキッテルが分単位の遅れを献上してしまったため、続く第3・4ステージを連勝しても、ニーバリら大半の選手が同タイムでゴールしてしまうため、総合争いには全く届かないという状況。

▼第2ステージ、ジャイアントシマノの圧巻の勝利
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第5ステージ

ベルギーでのスタート、そして何といっても石畳(パヴェ)を通る難コース。しかし、この日の最大の敵は雨でした。パヴェと雨の合わせ技はもちろんですが、パヴェ以外でも路面でのスリップが目立ち、なんと優秀候補の一角で昨年の覇者でもあるクリス・フルーム(イギリス)が二度目の転倒後にリタイアしてしまいました。レースはラース・ボーム(オランダ)が逃げ切って初優勝。ニーバリは総合争いのライバルらにきっちり差をつけ、納得の2位。この時点で優勝候補の筆頭、アルベルト・コンタドール(スペイン)との差は2分37秒となっています。

▼悪路過ぎる石畳(パヴェ)
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第6ステージ

若干の山登りはあるものの基本的には平坦コース。総合争いは厳しいが4勝目を上げて存在感を見せたいキッテルでしたが、同じドイツ人スプリンター、アンドレ・グライペル(ドイツ)がナショナルチャンピオンの意地を見せました。残り1km辺りからの駆け引きは緊張感漂ってましたね。

第7ステージ

ゴール目前の混戦をマッテオ・トレンティン(イタリア)が制しました。ほとんど同着に見えたサガンとの勝負は写真判定の結果、トレンティンの勝利に。トレンティン自身も負けたと思ってたらしい。あとこのレース、最後のスプリント勝負まで日本の新城がユーロップカーのチームメイトを引いていたように見えたんだが、7位に入ったユーロップカーの選手は新城が引いていた選手とは違う気がした。

第8ステージ

ヴォージュ山脈三連戦の初日。2級山岳を2つ越え、3級の山頂ゴールということで、いよいよ山岳スペシャリストが本格始動か、と思いきや、途中から降った雨を味方にしたブレル・カドリ(フランス)が逃げ切って初優勝。今大会初のフランス人ウィナーとなりました。2位にはコンタドールが来ました。やはり彼の山登りは圧巻ですね。総合首位のニーバリもしぶとくコンタドールに3秒遅れての3位に入りましたが、まだまだ余裕がありそうなコンタドールに対して最後は力尽きていたニーバリということで、秒数以上の差を感じさせました。

▼コンタドール(右)の圧巻の立ち漕ぎ。左のニーバリはついていくのがやっと
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というわけで、この後の総合争いはコンタドールがいつニーバリを抜き去るのかってところが最大の焦点。すでにフルームがいない今、コンタドールが優勝しそう。特に昨日の走りを見てそう思いました。

あと、個人的にはアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)、ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド)辺りが注目かと思ってますが、正直厳しい。あとサガンはマイヨ・ヴェールを守れるんだろうか? 第7ステージを僅差で勝てなかったのが運の尽きにならないことを祈る。

あ、それからルイ・コスタ(ポルトガル)のステージ優勝も見たいな。