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NHK大河 軍師官兵衛 第38話「追い込まれる軍師」感想

今週は見どころ満載だったような。

ここにきて秀吉の狂いっぷりに磨きがかかり、周囲が翻弄されていきます。

それはかつて秀吉から義兄弟とまで言われ、共に天下泰平のために戦ってきた軍師官兵衛であっても例外じゃなかったってことで、、、

もう官兵衛マジで天下取っちゃえよ、と思ったのは俺だけじゃないはず。

NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 一


悲劇、、、豊前宇都宮氏の最期

先週の長政による宇都宮鎮房の謀殺ですが、なぜか官兵衛の指示によるものだと思い込んでました。

ですが、このドラマでは長政が一人で汚名をかぶろうとしてたんですね。

それを知った官兵衛もまた、考え抜いた末に朝房に切腹を申し付ける。

しかし朝房が逆上。先週あんなに打ち解けてたのになあ。


朝房が逆上して官兵衛に切りかかろうとしたところを太兵衛と九郎右衛門に押さえつけられ、官兵衛が殺します。朝房を自らの手で殺めたのがせめてもの礼儀だったんだろう。

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まぁ、宇都宮氏にとってはとんでもない災難だが、今回の事で官兵衛が長政を見直したようだ。これが次回の家督譲りの話につながるのかな。

災難とは書いたが、正直言って宇都宮鎮房も最初の対応が悪かったからね。コンプレックスの塊と化した殿下にエライ態度取ってたし。もちろん一番の問題は秀吉なんだけど。

ちなみに鶴姫は逃がされました。殿下の命は人質も全て殺せとのことだったが、逃げられたことにしてました。確かこの鶴姫は尼となって生涯を閉じるんですが、城井谷城から逃げのびた朝房の妻が実は解任していて、なんとか豊前宇都宮氏は細々と続くはず。江戸時代に入ってからだったか、お家再興の動きも出ますが、確か失敗に終わってます。



茶々が秀吉の狂いっぷりを加速させていくw

そんな修羅場の原因、太閤殿下はというと茶々にご執心。なんと茶々に城を築く約束をしてしまう。そう、淀殿と呼ばれる所以となった淀城です。

どうやら三成は茶々と通じていて、茶々は三成を通して秀吉をうまく動かそうとしてる模様。自分で直接言えばいいのにと思ったが、おねとの関係上、そうもいかないってところなのだろうか。

しかしムカつく女を見事に表してるなぁ。おねとすれ違い様にニヤリと笑みをこぼすとか。

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こうやっておねと茶々の対立構図を見せつつ、それがそのまま長政ら武断派と三成ら文治派の対立に仕立てるってワケですね。武断派の加藤清正、福島正則、そして黒田長政はおねの下で育てられてるんです。まだ松寿丸という名だった頃、人質として羽柴家に預かられた時にこの三人で元気に稽古をしていたシーンがありましたね。

この三人はそれぞれ、福岡藩、肥後藩、広島藩の初代藩主になります。ただし、福島正則は晩年、徳川二代将軍秀忠に反抗して転封となり、藩主の座から降りることになりますが。。。



朝鮮出兵来るのか!?

あと明の話が出てきましたね。もしかして朝鮮出兵をちゃんとやるのか?

この朝鮮出兵で武断派と文治派の不仲が決定的になるので、やはりスルーはしないのかも。まあ、某国との関係も考えて濁した描写でいいのでやって欲しい。

今回、利休の茶室で朝鮮出兵の話が出たところ、官兵衛の決死の嘆願のシーンは鬼気迫るものがありました。三成への啖呵から殿下への土下座での嘆願、そしてそこに利休が合いの手を入れるという、一連の流れは素晴らしかった。

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秀吉に向かってこうやって意見できるのは、官兵衛と利休くらいなんですかね。お伽衆とかは単なる話し相手だったし、徳川家康はひたすら待ち続ける感じで一向に表には出ようとしないし。

そんなわけでこの後、利休も切腹させられるし、秀次事件もやっぱりやるらしい。(公式サイトの登場人物に豊臣秀次が出てました。)

まだまだ天下騒乱は終わりそうもないです。