おれブログ

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「大きな玉ねぎの下で」の思い出

先週カラオケについて書いた時に思い出した話。

20年以上前の学生の頃、当時カラオケでよく歌ってたのが爆風スランプの『大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い〜

そういえば今年はベランダでタマネギ栽培も始めたし、タマネギづいてるなぁ。

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久々のカラオケで思い出したカラオケムービーの話

先週書いた通り、当時はカラオケといったらカラオケボックス。文字通り箱にこもって歌う感じ。

【おっさん速報】カラオケボックスって死語だったのか。。。 - おれブログ


そんな箱の中でよく歌ってたのがタマネギソング。

んで、それの何を思い出したのかというと、カラオケのムービーなんです。


文通やペンフレンドって昔は一般的だったんだろうか、、、

まず『大きな玉ねぎの下で』って歌なんですが、これって文通の悲恋ストーリーなんですね。

ってか、最近の若い人は文通とかペンフレンド、ペンパルなんて言葉は聞いたことないかもしれませんね。顔も知らない相手と住所を交換して手紙をやり取りするやつ。今では考えられない話ですが、メールやLINE、携帯電話といったものがなかった時代、こういうのが普通にあったらしいです。俺もやったことないし、したことあるって話を聞いたこともないんですが、、、


文通相手と直接会うという覚悟

歌詞を読めば分かると思いますが、主人公の男性が文通相手の女性に武道館ライブのチケットを送ったんだけど、ライブ当日、女性は現れなかったと。。。そんな悲しきストーリーです。

まぁ、文通相手と実際に会うっつーのは相当な覚悟が必要だと思うんですよね。会ったことないからこそ続くというか、そもそも会わないからこそ成り立ってる関係ってのもあるわけでして。なので会うというのは、そういった関係を壊してしまうかも、という覚悟が必要なんです。

この歌の主人公はそういった覚悟を持ってチケットを送った、と。そして相手の女性もいい感じの返事をしたっぽいことが歌詞からも伺えます。

歌詞はこちらをどうぞ。
爆風スランプ/歌詞:大きな玉ねぎの下で/うたまっぷ歌詞無料検索


覚悟も虚しく散ってしまった悲恋ストーリー

1番の歌詞では、定期入れに入れた彼女の写真を眺めつつ、ワクテカしながら待ち合わせ場所の武道館へと急ぐ主人公の様子が歌われています。なるほど、写真は交換してるのね。

ところが2番に入って状況が一転。

彼女、来ねぇ、、、(;´・ω・)

武道館の指定席で待っている主人公は焦ります。刻一刻と迫るライブ開演。何度もロビーに出たり、手紙の返事を読んでみたり、、、でも来ねぇ。。。(´;ω;`)

歌詞の中の次のフレーズが、主人公の焦燥を切実に表していて俺はすっごい好きなんです。

アナウンスの声にはじかれて 興奮が波のように
広がるから 君がいないから 僕だけ淋しくて

ライブとかあんまりいかないけど、なんか分かる。いよいよ始まるってなった時の観客の興奮の波。本当だったら自分もこの波の中に入れたのに、今はそれどころじゃねーよ、と。

そして彼女が来ないまま開演。そのままアンコールまで粘ったらしい。恐らく諦めきれなかったんでしょうね。

結局、彼女が来ないままライブは終わってしまい、涙を浮かべてトボトボと帰ることに。

ふと振り返ると武道館の屋根のタマネギが済んだ空を背景に光ってると。。。だから何だよと。。。

そんな悲しいストーリーなんですね。


あ、えっとタマネギってのはこれ。擬宝珠(ぎぼし)というらしいです。タマネギではなく、どちらかというと葱坊主を模したもののようです。

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カラオケムービーが示したハッピーエンド

そんでね。カラオケのムービーあるじゃないですか。歌詞に沿ったストーリーを描いたムービー。

先にも書いた通り、20年以上前この歌をよく歌ってたんですが、その中で気になるムービーがあったんです。

最後に彼女が来るんです。

ライブが終わって、九段下の駅にトボトボと向かう主人公。歌の終わりと同時に九段下の地下駅に続く階段に到着するんですが、そこに女性が立ってるんです。そして、その彼女がカバンからチケットと手紙をスッと出して微笑んだところで終了。

当時よく行ってたカラオケボックスではなく、スポット的に言った場所で数回出くわしたんですが、あのムービーが結構好きだったんです。なんというか、結構感動した記憶が。

今にしてみれば、てめぇ遅刻してんじゃねーよ、ハゲ! とか別の感情も湧いてくるんですが、彼女にもそれなりの理由があったと思いたい。

まぁ、彼女が来ないことでストーリーが成り立ってるので、来ちゃったら歌の趣旨と違うじゃん、ってのもありますが、やっぱり来てくれたら嬉しいし。

そんなワケでこのムービー見たさにカラオケで歌いまくってたってのもあるくらい、このムービーを意識してました。

また見たいけど、さすがにもう無理だよね。。。 まだインターネットとか普及してなかった時代だし、遭遇率から考えると当時でも少数派だった気がする。

Youtubeではざっと探してみたけど、やっぱりなかった。

うーん、また見られたらいいなぁ。。。