おれブログ

インターネット業界の片隅にいる40代のオッサンによる雑記系ブログです。

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干瓢

本日1月10日は干瓢の日らしいです。

干瓢って読めますか? ぎりぎり読めても書けない人が大多数かと思います。

そして畑でこれを見ても干瓢だと気が付く人も少ないかと。

そんな存在感が薄めな干瓢のお話。。。

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かんぴょう

はい。干瓢とは「かんぴょう」のことです。のり巻きに入ってる茶色いアレです。

「瓢」は訓読みで「ひさご」とも読み、「ユウガオ、ひょうたんの総称」を意味します。

実はかんぴょうってユウガオ(夕顔)の実を帯状に削って干したものなんです。知らない人がいきなりユウガオの実を見ても、まさかこれがかんぴょうになるなんて思いもよらないかと。

ユウガオの実はこんな感じです。大きさはだいたいスイカくらい。というかスイカの模様無し版って感じです。まぁ、同じウリ科なんで。
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画像は『干瓢の基礎知識 | 栃木県干瓢商業協同組合』より



かんぴょうの産地

全国生産量の98%以上を占めるのが栃木県です。

父の実家が栃木県なんで小さい頃からユウガオの畑を見てました。というか父の実家でも生産してたのでユウガオの実からかんぴょうに加工するまでの工程も見てました。

なんか陶芸とかで使うロクロって言うんだっけ? あのクルクル回転するやつ。ユウガオの実の芯をアレにぶっさして回転させてカンナのようなもので薄く剥いていく。

ユウガオの実は中は白いので見た目はきしめんみたいな感じになるんだけど、それを庭とかで干してました。

その後の工程はよく知らんけど多分それで終わりなのかな。なのでかんぴょうって茶色くなくて白いんです。のり巻きに入ってる茶色いのは醤油に漬けたものです。


お盆の頃にあちこちの家でかんぴょうが干されていたので、だいたいそのくらいが収穫&加工の時期だったのかと。

干してる風景はこんな感じ。圧巻です。
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画像は『関東農政局/フォトレポートギャラリー』より


茶色くなる前、一次加工状態のかんぴょう
栃木の特産 栃木県産 徳用かんぴょう



かんぴょうの日

そんなわけで時期的にも外れてるので何故今日がかんぴょうの日なのかなと思ったら、干瓢の「干」の字が「一」と「十」で成り立っているところから来ているのだとか。

干したものならなんでもいいじゃねーか、とかちょっと思ったけど、久しぶりにかんぴょうを食べたくなりました。

かんぴょうってのり巻き以外にあまり思いつかないかもしれないけど、味噌汁に入れても美味しいですよ。

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