おれブログ

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Amazonのニュースから気づかされたイノベーションを阻害する思考回路

最近Amazonがすごいです。本気です。

無人機での配送とか注文前に予測出荷しちゃうとか。

え? 注文前に出荷しちゃうとか頭おかしくね? マジなん?

とかちょっと思っちゃったし。


でもよくよく考えてみると常識を覆すようなイノベーションってのは、その常識では受け入れ難いアイデアから生まれるのかもしれない。

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凡人が聞いたAmazonの技術革新ニュース

今や誰もが認めるEC業界の覇者となったAmazon

しかし彼らは止まらない。

昨年末には無人機(ドローン)で宅配するという Amazon Prime Air というコンセプト映像を発表した。


Amazon Prime Air - YouTube



そして先週話題になったのは客が注文する前に出荷してしまうという

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と思ってしまうようなニュースが報じられた。

アマゾン、消費者の注文前に発送する特許を取得 - WSJ




ドローン配達にしても予測出荷にしても、俺が最初に思ったのはコレ。

そりゃできたらすごいけど、いろいろ問題出るんじゃねーの?
誤配とか、キャンセル対応とか、カラバリ選択とか、課題だらけじゃん。


うーん我ながらザ・凡人w

いろいろってなんだよw 何も考えてねーだろお前w(ってか俺w)




できない理由を挙げるのではなく、課題をクリアする方法を考える。

仕事でも何でも言えることなんだけど、何かに取り組む上でできない理由を挙げるのは簡単だ。だけどそれで思考停止してしまったら結局何もできないし生み出せない。こうして折角のイノベーションの芽を潰してしまう。

世の中の常識を覆してきた企業っていうのは、不可能な理由を挙げて思考停止するんじゃなく、課題を挙げてそれをクリアするためにはどうすればいいのかを1つ1つ考えて積み上げて愚直に突き進んでいく、そういうことが当たり前のようにできる企業なんだろう。

例えばGoogleもそうだ。Googleマップとか、世界中の地図を航空写真でつなぎ合わせるって最初に聞いたときはマジで正気を疑った。ところが今じゃ当たり前に提供されてるし、それどころか主要国大都市圏ではストリートビューまで提供しちゃってる。大量データの処理とかプライバシーの問題とか、難題を一つ一つクリアしてきた結果だ。

できない理由を挙げていてもイノベーションは起こせない。必要なのは課題をクリアする方法を考えることだ。



今の常識で判断するのではなく、将来の常識を予測して考える。

Amazonのニュースは別に今すぐ実現するとは言っていない。どちらも数年先を見据えた未来技術だ。

それなのに今の常識で考えるから不可能だと思考停止してしまう。

Googleマップやストリートビューの大量データ処理やプライバシー問題だって最初は技術的に厳しかったはずだ。でも技術が発達することで大量に航空写真を入手して処理したり、車を走らすだけで360度風景を継ぎ目なくデータ化することができるようになった。

無人機配送や予測出荷だって、数年後の技術では様々な問題がクリアできるとAmazonは考えているのだろう。

今の常識で判断していてもイノベーションは起こせない。必要なのは将来の常識を予測して考えることだ。



イノベーションを起こすには

ぐだぐだ書いてしまったけど、要するに数年先に実現可能なアイデアを今考える、ってことが必要。

それができれば簡単だよって、また思考停止している自分がいる…汗


少なくともAmazonに対抗するために書店で電子書籍売るとか言ってるようじゃ勝てない相手だ。

電子書籍でアマゾンに対抗! 「ジャパゾン」に盛大な“出オチ感”




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