最近はてな界隈でのシステム的な問題が多発してる気がします。はてブスパム騒動とか。
で、今回、大彗星ショッカーのヒマつぶしが移転した際に、独自ドメインでURLが変わらないのにもかかわらず、獲得はてブが引き継がれないとう話があり、そこから顧客のニーズとウォンツについて思うところがあったので書いてみました。
経緯
経緯の詳細が知りたい方は大彗星ショッカーさんのブログをご覧ください。
ご覧くださいって書いたけど、やっぱなげぇ。。。
なので経緯をざっくりまとめるとこんな感じです。
大彗星ショッカーさんがご自身のブログをはてなブログからlivedoorブログに移転しました。
電撃的なお引っ越しだったのですが、アクセス数も多くて、はてブもたくさんついているのに思い切ったことするな~、でもショッカーさんのブログは質量ともにレベル高いからすぐに元の水準まで戻るのかな~、なんてはっきり言って余計なお世話的な、いや何のお世話にもならないことを考えてました。
けど、なんてことない。ショッカーさんははてなブログProで独自ドメインを設定していて、独自ドメインの利を生かして全ての記事のURLが移転前後で変わらないように設定していたのでした。
6時間かけて600近い記事のURLを手作業で設定したらしい。すごすぎw 6時間もの単純作業は結構大変だったとは思うけど、これまで育てたブログの無形資産を引き継ぐには絶対に必要な作業だろう。
普通に考えて末端の記事まで全てURLが変わらないのであれば、検索エンジン登録にもはてなブックマークにも影響ないと思ってしまいます。
ところが、はてなブログProの独自ドメインを外すと、はてブの登録URLが独自ドメインのものからはてなブログのサブドメインのものに変更されてしまうのだとか。
そのため苦労してURLを同じに設定しても、獲得したはてブは移転先には引き継がれないという、何のための独自ドメインなのか分からない仕様となっているそうです。
はてな運営の見解
この件についてのはてな運営の見解は、はてなブログPro機能としての独自ドメイン設定が無効化されたら、独自ドメインURLがリンク切れになる可能性が高いからはてなブログサブドメインURLに置き換えた方がよりよいはず、ということらしい。
けど、今回のショッカーさんの場合は最終的にははてなブログサブドメインURLはリンク切れになってしまい、独自ドメインURLが生きたURLになるので全く逆効果で誰も幸せにならないんだよね。
マーケティングにおけるニーズとウォンツ
よくマーケティング分野で顧客のニーズとウォンツって話をよく聞くけど、まさにこれなのかなと思った。
独自ドメイン機能ってのは顧客のニーズから提供された機能なんだろうけど、そのニーズの先にあるウォンツが見えてるのか?って話。
ブロガーが独自ドメインを使うのは、サービスに依存せずURLが変わらないというメリットがあるからだ。つまり同じURLを使うことでブログの成長資産をそのまま使い続けたいというのが顧客であるブロガーのウォンツとなる。単にカッコいいからとか流行に乗ってとかって理由で独自ドメイン取った人も中にはいるんだろうけどw
確かにはてな運営の言い分も分かる気がして、ショッカーさんのように自主的な移転ではなく、放置によって独自ドメイン設定が外れてしまった場合なんかは、はてなブログサブドメインURLだけが生き残るのでそれならば運営の判断が正解だ。俺みたいにドメイン失効させちゃうズボラもいるだろうし・・・( ̄o ̄;)
顧客が真に求めているものが何なのかまで踏み込んで考えることが重要
というわけでどっちが正解という話ではなく、状況によって正解は変わる。こういう場合はやはり臨機応変な対応が大事だし、少なくともショッカーさんのような自主的な移転は普通に想定できるんだから、ブロガーにどっちのURLが有効なのかを選択させるくらいの気遣いがあってもいいんじゃないかと思ってしまう。システム的にも難しい話ではないと思うし。
単なる機能の提供ではなく、その結果として消費者の欲求が満たされるかまで考えたサービス提供をお願いしたい。
顧客が真に求めているものが何なのかまで踏み込んで考えることが重要だと、ドラッカーさんかコトラーさんかその辺りの偉い人が言ってるはず。俺はもしドラしか読んだことないから分からんけど、あの辺の大御所なら絶対言ってそうw もしまだ誰も言ってなかったら俺の言葉にさせてください! (`・ω・´)
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