おれブログ

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メダルに届かなかった上村選手。モーグル採点について調べてみた。

最初に書いておくとあまり詳しくないです。

ただ、皆さんと同じで上村選手の結果が疑問に思ったので調べてみました。

採点方法について調べた内容はこちらへ
【ソチ五輪】モーグルの採点ってどうなってんだ? 何を意識して観戦すれば面白くなるの? - おれブログ



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3位ハナ・カーニー選手と4位上村選手の採点結果比較

公式サイトの結果を見るとこんな感じです。Turns、Air共にカーニーが上回っており、Timeのみ上村が勝っています。

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多分、多くの人のわだかまりになってるのは、カーニーが一瞬ぐらついたのになんで3位なの?ってことだと思います。

確かに、あんなにはっきりとぐらついたのに採点に影響ないのか?というのは素人的にはもっともな疑問かと。

あと、TurnsのUSAの審判員、マジで言ってんのか?と。



Turnsの採点ってどうなってるの?

どうやら、Turnsというのは見た目の美しさだけでなく、いろんな要素を見てるようです。なので、カーニーのあのぐらつきもマイナス要素の1つではあったけど、他の要素で上村に勝っていたってことかなと考えました。

モーグル ワールド「モーグル 採点方法」より< 採点基準・要素 >
[フォールライン]
 スタートラインからゴールラインを垂直に結ぶライン(コース)を一直線に
 滑り降りること。
[カービングターン]
 雪面コンタクトされたカービングターンを行うこと。
 スキーにおけるターン技術の中で最も重要な要素。
[コブの利用]
 ターンをスムーズに行うためにコブを利用すること。
[吸収]
 雪面コンタクトしたカービングターンをするためにコブを吸収すること。
[効果的な動作]
 斜面状況に合わせたカービングターンを行うための動作をすること。
[姿勢]
 上体は常にフォールライン進行方向に向かっていること。
 滑走中の上半身は、上下左右に揺れることなく安定した常体であること。
[ストックワーク]
 ターンをするための補助としてバランスよく利用すること。
[攻撃性]
 自身の限界に挑む積極性のこと。
[コントロール]
 全ての動作を自身がコントロールして滑り降りること。

 



冷静に見てみると他国の審判員のジャッジもカーニー優勢

確かにUSAのジャッジは自国カーニーには最高点、上村には最低点という腑に落ちないところもあるんですが、USA以外の4人の審判員もそれぞれ少しずつカーニーが勝ってるんですね。

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これはもう素人には分からない滑りの質とかそういうのがあるんじゃないかと。そういう競技なんだと思うしかないですね。

なによりも当の上村選手がすがすがしい笑顔でインタビューを受けていて、メダルには届かなかったけど本人が納得できる滑りができたことが何よりもよかったのかなと思いました。

5大会連続出場ですべて上位に食い込んだのは紛れもない事実。これだけでも偉業だと思います。安っぽい言い方だけど、記録より記憶ってヤツですね。

ほんとに今朝のLIVE放送は真剣に見ちゃいましたもんね。特にギリギリ6人目で最後の決勝3回目への通過を決めた時はマジでうれしかった。いい競技をありがとうございました。





ただ、日本だけでなく海外でも同様の疑問を感じてる人もいるようです。ツイッターで「uemura」で検索するとその事に言及する日本人ツイートが多すぎて分からないんですがw

だいたいこんな感じのツイートが散見されます。まぁ、誰が何を言っても変わらないのですが、それでも世界の人から称えられたのは素晴らしいことかと。





あ、最後に決勝で6位だったUSAのエリザ・アウトトリム選手の結果です。

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USAの審判員、マジで言ってんのか?