NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
江口洋介演じる織田信長の眼がなかなかに鋭く、泣かぬなら殺しちゃう感じが出ててとてもいいですね。
信長包囲網もなんのその、全方位に方面軍団を配備して天下統一へと向かっていきます。
今日はそんな織田家の方面軍団についての話。
家臣を道具と考え、互いを競わせることで成果を出させる
出身や家柄、過去の貢献などに関係なくできるヤツは引き上げ、出来ないヤツは切り捨てた織田信長。
百姓出身の秀吉を重用することで古参の家臣を焦らせたり、石山本願寺との戦で結果を出せなかった佐久間信盛を古参筆頭にも関わらず追放したり、なかなかの采配っぷり。そういえばドラマの中では官兵衛についても「よい道具を得た」とか言ってたな。
能力主義とか成果主義とかって、現代の欧米の経営者のような考え方だよね。最近は日本の企業も中途半端な成果主義とかやってるけど、成果をきちんと評価できないからうまくいってない気がする。やるなら信長のように徹底しないと。
各方面へ軍団を送り込み、全方位に同時侵攻
『信長の野望』とかやったことある人は分かると思いますが、近畿辺りからの天下統一って結構大変なんです。一方を攻めれば逆方向から攻め入られる。そのため莫大な兵力を抱えないといけない。ゲームと一緒にすんなよって怒られそうですがw
でも信長はすごい。逆方向が心配なら全方向に攻めちゃえばいいんじゃね? とか思ったらしく、有力家臣にそれぞれ相当な兵力の軍団を任せて、全方位に全力侵攻していきます。
方面 | 軍団長 | 成果 |
---|---|---|
北陸方面 | 柴田勝家 | 加賀一向一揆制圧、上杉家と対峙、伊達家とも通じる。 お市ゲット! |
甲信越方面 | 織田信忠、滝川一益 | 武田家滅亡 |
関東方面 | 滝川一益 | 関東管領就任、北条家と調停交渉 |
畿北方面 | 明智光秀 | やりやがった! |
対本願寺・畿内方面 | 佐久間信盛 | 本願寺を倒せず、信長から追放される。 高野山も追われて熊野の山奥に逃れる |
畿南・四国方面 | 丹羽長秀 | ぱっとせず… |
中国方面 | 羽柴秀吉 | 水攻めと大返し! |
東海道方面 | 徳川家康(同盟関係) | 北条に睨みを効かす |
見事な全方位作戦。しかもそれぞれの後方には抑えの部隊もいてバックアップもばっちり。もしかして信長さんって『信長の野望』やってたんじゃね?
このようにまるで独立採算制の会社のようにそれぞれの部隊が成果を上げ、逆に成果を上げられなかった佐久間信盛なんかは最古参とか過去の貢献とか関係なく追放されちゃってます。この佐久間追放はちょっと解せない部分もあって、その綻びが本能寺の変につながったなんて見方もあるようです。
確かに織田家最大級の軍団を任され、しかも畿内という重要地を任されてた佐久間がいきなり切り捨てられたら、他の軍団長だって身の危険を感じたりするし、明智のようにトチ狂っても仕方ない気がする。しかも明智もそれなりに大きい軍団だったからね。
恐怖政治は一時の勢いは凄まじいんだけど、裏切りとかが多くて結局うまくいかない。なかなか難しいもんだよね。
▼久々にやりたくなった。でも時間が・・・
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