数日前のNHKニュースでやってた回転草、、、まさかこんな植物がいたなんて。
西部劇ではお馴染みらしいですが、西部劇は見ないから知らんかったわ。
普通、植物ってのはその場に根を張って移動せずにその一生を終える。ところが回転草はその名の通りコロコロと回転しながら移動するという。
なんでーーーー? と思ったら、これが彼らの生存戦略だったんですね。
植物は種子(タネ)を残すことで次の世代へとつないでいく。しかし動けない植物はその場でしか種子を残せないため、その分布は基本的に変わらない。なので種として繁栄するためには何とかしてその種子を今いるところ意外にもばらまく必要があります。
例えばタンポポ。小さい頃から慣れ親しんだタンポポですが、彼らは自分自身は身動きできないけども、だったら種を飛ばしちゃおう!という発想。すごい。
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それからスミレ。スミレは自身は動けないしタンポポみたいに種子を風に乗せるってこともできない。でも趣旨にアリの好物を含ませることでアリに運ばせるんですね。アリは巣に持ち帰り、好物の部分を食べた後、種子本体は巣の外に捨てるという。何という共存共栄。
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他にも美味しい果実を動物に食べさせ、種子だけが消化せずに動物の糞として出てくるとか、いろいろありますね。
でもこのオカヒジキ属ヒユ科に分類される植物群、通称回転草は他とは少し違う戦略を取りました。植物本体が枯れて種子の撒き時が来たら、茎がポキッと折れ、植物本体自らが回転して移動するという。まぁ、自分の意志で行先を決められず、風の吹く方向にしかいけないんですけどね。
そんな回転草が今アメリカで大発生してるらしいです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140410/k10013629851000.html
これは2007年にアップされたものですが、大発生するとこんな感じになるらしい。シュールすぎる。(´・ω・`)
動物の群れの大移動みたい。
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