ついに出ました! 土牢! 「つちろう」って言ってましたね。「どろう」かと思ってたわ。
官兵衛といったら土牢、土牢といったら官兵衛、ってくらい切っても切れない縁なのかどうかは分かりませんが、先週の牢屋は、あれ? なかなか待遇いいじゃん、って思ったかんね。
でも今日の土牢を見れば、あ~、これだわ。やっぱ官兵衛に似合うのはこっちだわ、って思ったよ。
とりあえず松寿丸の命はお預けとなったが・・・
村重に捕えられた官兵衛。しかし織田家中では官兵衛が戻らないのは村重に組したからだと言いだす家臣も出てきた。髭とかね。
そうなるといよいよ人質である松寿丸の命が危うくなる。
今回は秀吉や半兵衛の必死の懇願もあって、信長もまずは村重攻略が先だという考えで事なきを得るが、村重がね、すごい粘っちゃうんだよね。そうすると信長もイラッと来て、やっぱ殺せええええ!とか言いだすわけです。その話はまた次回なんですが。
▼羽柴家でたくましく育っている松寿丸くん
右近、厳しい選択を迫られる
主君村重につくか、信長につくか、悩みまくる高山右近。
高山家が独立する際に協力してくれたのが村重で、今の高山家があるのも村重のおかげってこともあるし、あと単純に家族を人質に取られているってこともある。
一方の信長(魔王モード)からはキリシタン皆殺し宣言が出た。魔王ならマジでやりかねない。そもそも村重の謀反自体に大義がないため、信長につくのが正義ってのが根底としてあるんだよね。
家族か信仰か、、、そして正義とは、、、熟慮に熟慮を重ねた高山右近は髪を下ろして武士の身分を捨てて信長本陣に下る。どっちも選べないから一人のキリシタンとなると。それが許せないなら殺してくれと。
そんな右近の決死の選択も魔王モードになった信長には全く持って通用しない。信長は右近を殺さず、キリシタンという人質も手放さず、右近をそのまま取り込んでしまう。魔眼に貫かれた右近はとうとう信長に屈することになる。
ちなみに右近の家族は無事なんだよね。村重はほんとはいいやつなんだよ。生まれた時代が悪かった。
中川清秀が華麗なる手のひら返しwww
右近が信長についたとみるや、中川清秀も信長のもとにやってきた。
「右近が上様に下った以上、もはや我らに勝ち目はありませぬ。強い方につくのが乱世の習いにございます」
おい! お前が村重に進言したからこんなこになったんだろが! ちゃっかり信長から褒美までもらいやがって、マジでクズ過ぎんぞ。
▼信長に降伏する中川清秀。マジでひでぇwww
官兵衛、土牢に移される
アヒル口だしちゃんの手引きでプリズンブレイクを敢行した官兵衛。しかし村重に見つかってしまい、とうとう噂の土牢に移されました。
水は滴ってるし、ムカデとかネスミとかいるし、こんなとこに一年も閉じ込められていたのかよ。(((゚Д゚))) そのせいで足の関節が曲がらなくなっちゃうんだよね。第1話の冒頭シーンで小田原城に単身乗り込んだ際に足を引きずってましたよね。あれです。
そんな劣悪な環境にあって唯一の楽しみが牢からわずかに見える藤の花で、後に黒田家が大名に取り立てられた際にこのことを思い出して黒田家の家紋に取り入れた、なんて逸話が残っています。まあ、実際のところは違うんじゃね、って話らしいです。
有力な説は二つあるようですが、一つは江戸の初期、黒田家が藤原姓を名乗っていたことから、藤原氏の家紋から取ってきたっていう話。でも藤原氏の家紋の藤紋と黒田家の家紋の橘藤巴は全然形状が違うんだよね。
そしてもう一つは、主君小寺家の家紋から取ってきたという話。小寺家の家紋も橘藤巴だったそうです。歴ドルの小栗さくらさんのブログに書いてありました。形状も一致するし、裏切られても官兵衛の小寺への恩義は厚かったみたいなので、こちらの方が信憑性がありそうです。
▼歴ドルの小栗さくらさんのブログ