今週は荒木道糞改め道薫(元の荒木村重)の再生のお話でした。
全体的に暗いというか辛い話でしたが、最後はちょっといい感じに終わりました。
道のクソから道のカオリに
過去の過ちを恥じて自らを蔑んで、道のクソ、道糞(どうふん)と名乗っていた荒木村重ですが、秀吉の御伽衆に取り立てられたこともあって名を道薫(どうくん)と改めたのだとか。
▼道糞(道のクソ)から道薫(道のカオリ)とはまた上手いこと考えたなぁ、、、(´・ω・`)
そんな道薫ですが、未だに過去の傷は癒えず、生き恥晒しながら生き長らえる自分のことを乱世が生んだ化け物だと言う始末。うーむ、どことなくカマってちゃんな感じがするのは気のせいだろうか、、、
自分を化け物呼ばわりするだけならよかったんだけど、ちょっと調子に乗っちゃったのか秀吉や茶々に対しても化け物呼ばわりしちゃうんですね。昔の秀吉なら笑ってスルーしてたかもしれませんが、天下をほぼ手中に収めた秀吉はもう昔の彼でなかった。メチャギレしてたwww 官兵衛の機転で事なきを得ましたが、結局大阪を退去させられちゃいました。お伽衆とは何だったのか、、、(;´・ω・)
天下惣無事
関白となり、朝廷から下賜された豊臣姓を名乗るようになった秀吉。朝廷の名のもとに全国の大名に私闘を禁じる御触れを出しました。いわゆる「天下惣無事」
▼お馴染みのポーズで「天下惣無事」を宣言。なんか軽いw
ここまでくれば朝廷の威光で押さえつけるってのが一番手っ取り早いやり方だからね。これも名ばかり関白ではなく、実際に京を含む近畿地方全域を完全掌握し、中国・四国地方も配下に収めている秀吉だからこそ有効な手段なんです。秀吉の力が直接及ばない地域の有力武将はすぐには従わないだろうけど、劣勢武将はすぐになびくからね。
そんなわけでここからの秀吉軍は帝の名代という最強の大義名分を持っているので全て官軍ってことになります。これまでは戦において如何にして大義名分を得るのかにこだわってましたが、ここからはそういう心配はないからね。
いよいよ天下統一の最後の仕上げにかかります (`・ω・´)
成金秀吉www
半農半兵から出た戦国一の成り上がり者だからか、成金趣味もなかなかすごいものがあります。
▼夫婦そろって派手になってきた秀吉&おね
▼信長とはまた違った趣味だな
極めつけは毛利の小早川隆景と安国寺恵瓊への黄金の茶室自慢。恵瓊の引きっぷりが笑えたwww
▼黄金の茶室自慢キター(゚∀゚)
ちなみに官兵衛はというと、、、ちょっと険しい目つきでした。そろそろ見限るのかなぁ。
村重とだしの子、岩佐又兵衛
有岡城が落ち、信長によって荒木家の一族が虐殺される際、侍女に預けて難を逃れた村重とだしの子が生きてましたーーー
高山右近が当時2歳って言ってたが、ほんとか? ちょっとあの時の映像は手元にないので確認できないけど、確か白い布に包まれた小さな赤ちゃんだったような記憶が。。。 だとすると1歳にもなってないはずなんだが。
さて、問題なのは今や生ける屍と化していた道薫。まさか自分の子が生きているとは思っていなかったわけでビックリしてましたね。再登場後にあれほど感情を現したのは初めて。
最初は自分の子とは認めなかった道薫ですが、その子が書いた道薫の絵を見て、思わず涙します。完全に憑き物が落ちた瞬間でしたね。そして涙ながらに自分の子を抱き、だしに詫びます。。。(´;ω;`)
▼親子の再会、そして、村重の再生
その後、道薫は一人で堺に移り住み、翌年52歳で亡くなったとか。死因は分からないが病死かな?
そして子どもの方はというと、将来は絵師を目指すことに。実際、岩佐又兵衛っていう絵師として後世に名を残したらしい。
【送料無料】荒木村重 [ 黒部亨 ] |
【送料無料】岩佐又兵衛作品集 [ 岩佐又兵衛 ] |
【楽天ブックスならいつでも送料無料】岩佐又兵衛 [ 辻惟雄 ] |