西アフリカのエボラ、とうとう死者が2400人を超えました。
ほんの1週間で400人増えてます、、、(´・ω・`)
世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は12日、西アフリカでのエボラ出血熱感染による死者が2400人を超えたと明らかにした。感染者は少なくとも4784人に上るとした。
というわけで、感染者4800人弱、死者数は2400人を超えたそうです。現地の混乱ぶりからすると実際の数字はもっと上じゃないのかな、とは思います。
人口はギニア1175万人、リベリア429万人、シエラレオネ609万人ということで3国で約2200万人。なので、1万人に2人程度の感染者が出て、そのうち1人が死亡といった割合でしょうか。
この数字ならもし日本で起きても多くの人が普通に過ごしそうな予感。史上最強クラスの台風が来ても我慢比べのように仕事を続けて、交通マヒしても黙々と並んで待つ日本人なら、そんな簡単に生活パターンを変えないんじゃないかと。
つまり現地の人も、防護服着た鬼畜白人どもがなんか騒いでるけど、なんなんだよアレ。あいつらが何かウイルスまき散らしてるんじゃねーのか? けしからん、あいつらの言うことなんか聞くもんか! みたいになってても全然不思議じゃないし、少なくとも安全な場所から高みの見物決め込んでる日本人には非難する資格もないんだろうなぁ。。。
さて、冒頭でも書きましたが、死者数がこの1週間で400人増えました。その直前1ヶ月で1000人増えてましたが、そのペースを上回る増え方です。いわゆる指数関数的ってやつですね。
考えてみれば感染者が増えれば、そこを起点にまた感染者が増えて、またそこを起点に、、、ってことを考えればウイルス感染が指数関数的に増加するのは当たり前の話です。
そういう事態になってしまった以上、現在の医療体制では抑え込みはできず、まぁ数の力関係だけを考えれば医療従事者も指数関数的に増やさないと追いつかないってことになります。
ただ実際には医療従事者をそんなに増やせるわけがなく、人海戦術のフェーズはすでに過ぎていて、やり方を切り替えていくしかないです。その切り替えができてないところに医療従事者を送り込んでも、貴重な医療従事者の無駄使いになりかねないってことも考えなくてはいけません。
ボヤ程度の時ならバケツの水で消化できたかもしれないですが、家全体に燃え移ったらバケツの水では無理。むやみに水をかけても貴重な水の無駄使いです。まぁ、住宅火災だったら家が燃え尽きれば終わるわけですが、今回の場合はそれとは違って村や街にまで拡大する広域火災になっちゃいますからね。
封じ込め戦略も新たなフェーズに入る必要がありますが、、、
考えちゃいけないんだろうけど、映画『バイオハザードII アポカリプス』の終盤に出てくるTウイルスが蔓延した街への対処法を思い出しちゃいます。。。(´・ω・`)