おれブログ

インターネット業界の片隅にいる40代のオッサンによる雑記系ブログです。

 本サイトはプロモーションが含まれています

イベント騒動で感じたこと

このところ東京ブロガーミートアップのイベントなめるなよ騒動、はてなランチイベントのクソガキ発言騒動など、イベント関連の揉め事が多いので、ちょっと思うところを書いてみたいと思う。

まあ、イベントは難しいね、って話なんだけど。


タスキ 司会者


イベント関連の騒動

先週と今週、連続してイベント運営関連の話が盛り上がってます。


東京ブロガーミートアップ

たのっち氏が『イベントを開催するという事は人の時間を預かるということ→あまりにも素人仕切りの【第22回東京ブロガーミートアップ】 : たのっちのぶろぐ』で”イベントなめるなよ”と吠えたところに、ちわわのまま女史が『東京ブロガーミートアップにつきまして #tbmu | ちわわのまま』で”は? なんのことでしょうか?”と打ち返した騒動。

この打ち返しの野蛮っぷりが大きな話題になりました。

その後、別の運営者が謝罪エントリを出したことで騒動が治まりました。

はてなランチイベント

はてなのランチイベントに参加した人がはてな匿名ダイアリーに『はてなエンジニアランチの運営がクソだった』をアップしたこと始まった騒動。いや騒動ってほどでもないか。

その後、増田とは無関係の参加者、xxxx7氏が『はてなランチイベント行ってきました!(追記あり) | xxxx7』で明かしたところによると、問題の「クソガキ」発言は確かにあったということが分かったのと、どうもコミュニケーションギャップやニーズギャップが根底にあったっぽいことが判明。

ただ、イベント募集のエントリを見たけど、確かにこれはランチにつられるわw 趣旨が分かりにくいw 俺も食いたいw


と、こんな感じでいろいろあったので感じたことを書いておこうと思う。



最近のイベント傾向

最初に書いておくと俺はイベント主催経験ないです。なので主催者の想いとか胸の内とかは分からんのだが、イベントって主催者と参加者、それぞれに心構え的なものが必要なんじゃないかな、とは思ってる。

最近はATNDとかZusaarとか便利なサービスがあって、イベント主催のハードルも下がってきたよね。ただそのせいで確かに質の悪いイベントも増えた気がする。


例えば時間グダグダパターン。特に終了予定時間をオーバーするとか困る時がある。主催者の人たちは、恐らくその日はそのイベントがメインイベントなんだと思う。でも参加者はそうとは限らない。もっと他に大事な用があってその合間に来てるかもしれない、ってことを考えた方がいいと思う。

あと時間と言えば最近はLTが多いのはいいんだけど、明らかにLTでは無理だろっていう量を話そうとする登壇者。時間を守ろうとする心意気はいいんだけど、そのせいで早口になって何を言ってるか分からなくなっては元も子もない。

それと稀にだけどLTで意味不明な発表とかがある。何が言いたかったのか論点が分からない発表。単なる宣伝としか思えないLTを何度か聞いたことがある。

その辺はやはりたのっち氏も書いていたが、イベント主催者側がLTのスライド枚数や発表内容くらいは最低限のチェックをすべきなのかなぁ、と思う。

それから初心者でコードの書き方が分からない人でも大丈夫的な募集要項なのに、内容的にコレ絶対無理だろってパターン。恐らく主催者は人を多く集めるためにハードル下げちゃったんだろうけど、登壇者にそのスタンスが伝わってない。これも主催者と登壇者の意識あわせをしておけば避けられる問題なんだけどね。


参加者の心構え

一方で参加者サイドにも問題はあると思う。まず自分だけが参加者じゃないからね。1つのイベントに大勢の参加者が集まるんだから、100%の満足がないのは当たり前。自分の100%は他の参加者の0%かもしれないってことも考えないといけない。

主催者は参加者全員を100%満足させるなんて到底無理で、全体の平均満足を狙うしかない。だから参加者は満足できれば超ラッキー、やや満足くらいでも当たりだと思うくらいの余裕が必要かと。

例えば今日のイベントは○○について聞けたらいいな、さらに△△の事例とか知れたらいいな、くらいの気持ちで参加すれば結構満足できるんじゃないかと。はてなのランチ食べられればOKって感じか。

逆にATNDなどの便利サービスのおかげで、イベントに対して具体的な目的も持たずに参加する人、ただ漠然と参加してる人も多いのかもしれないと思った。

結局、イベントってどっちか一方の頑張りだけでは全体満足度は上がらない。主催者と参加者の双方が歩み寄って盛り上げていく、そう考えた方がお互い幸せになれる気がする。


有料・無料の議論は本質的じゃない

基本的に有料イベントだろうが無料イベントだろうが、考え方は変わらないと思う。有料だからちゃんとしろや、ってことでもないし、無料だからちゃんとしなくていいよ、ってワケでもない。参加者の時間を奪うのはどちらも同じだしね。

たのっち氏のエントリーはなんか有料のところにフォーカスが当たってしまっててその辺が残念だった。多分、タイトルや最初のくだりからすると別に有料のところに大きなこだわりはなかったのかもしれない。それともプロだとやはりお金に対する考え方もシビアになってくるのだろうか。


んで、結論

イベントは難しいね、ってのが俺の結論。

主催者と参加者が双方に歩み寄ることで初めて納得できるイベントになるのかな、と。

今回の2つの事例は部外者から見ると主催者側にやや足りないところがあった印象だけど、はてなランチイベントの件は増田の人も何のために参加したのかよく分からんかった部分もある。

ランチ目当てだったらxxxx7氏くらいの冷静な対応が必要だと思うし、ランチ食えたんだから納得しろよと思うし、俺もクソガキとかいくら罵られてもいいからはてなのまかないランチ食いたいれす。(^q^)