先日起きたスイスフランの急騰騒動。
投資家の破綻はよく聞く話ですが、今回は投資家の損失を抱えきれなくなったFX業者までもが破綻しちゃったとか。
常日頃から怖いなぁとは思ってたFXですが、まさかここまでアホな仕組みだったとは。
FX業者アルパリの破綻
今回顧客の損失をカバーしきれなくなって破綻しちゃったのは英国のFX業者アルパリUK。
今アルパリのサイトに行くと、Important announcement というページに強制的に飛ばされます。
そしてこちらがアルパリUKの日本法人アルパリジャパンの発表 → 【重要なお知らせ】アルパリUKより
ここ零細中堅業者とかではなく、世界中に何十万人もの顧客を抱えるかなりの大手業者なんですね。
サッカーのプレミアリーグ、ウェストハムユナイテッドのスポンサーにもなってたりして。alpariロゴの下にある小さな文字は FX TRADING って書いてあります。
怖いを通り越してアホ過ぎる仕組みだったwww
FXって感覚的に怖いとは思ってました。自分の能力以上の取り引きができてしまうわけで、要するに借りた金で博打をやるようなもんなんですよね。
つまり、ア○フルで借りて、そのまま競馬場に向かうようなもんです。ただ、ア○フルから競馬場のはしごは、何となく借金→博打の流れがはっきりしてるんだけど、FXだとそれを一社で完結させちゃってるからそういう意識が薄くなりそう。
冷静に考えれば超絶危険な取り引きなんだけど、リターンを得るためにこれを正当化する人も多かったりします。
ま、上記については単純に個人のリスクの話なんでバカだよなぁ、、、で済む話(本人はそれじゃすまないけどw)ではあるんですが、今回は業者までもが巻き添え食らっちゃったということで、そのアホさ加減がよく分かりました。
金貸して顧客煽って博打させるまではいいんだけど、回収しきれないほど貸しちゃったらダメでしょwww
上のア○フル→競馬場の例でいえば、ア○フルが回収しきれないほど金貸してたって話なわけで、それはいくらなんでもアホ過ぎんだろwww
というワケで、FXってのは怖い仕組みではなくアホな仕組みなんだなぁ、と思った。
もちろんきちんとリスク管理して取り引きしている人が大半なわけですが、仕組みとしてはアホ過ぎるな、と。。。(´・ω・`)
そういえば、株の信用取引も同じ感覚なんだよね。どうしてこういう仕組みがあるのか謎だわ。(((゚Д゚)))
リターンを得るには、その何十倍何百倍といった大量の資金が必要なはずなのに、それを無視した取り引きをしたがる人が多いってことなのかな。
ハイリスクハイリターンって言うけど、それは自分の金を賭けてるからであって、破綻が前提になってる時点でもうそれはハイリスクとは言わない気がするんだよね。。。
あとFXとかで失敗した場合、自己破産できないって話を聞きますよね。株やFXの取り引きによる借金は免責不許可事由に当たります。金借りてギャンブル級の取り引きをして、それで失敗したら自己破産なんて、普通に考えたら虫が良すぎるよね。
自己破産できない人たちの末路ってどうなるの???(;´・ω・)
【追記】
id:MoneyReport さんによると自己破産ができるケースもあるようです。まぁ、それを最初からアテにしてたらダメなんだろうけど。。。
スイスフランショックで被った借金は自己破産すれば返済しなくて良い?弁護士の力量次第で可能! - マネー報道 MoneyReport