今年も3週間の戦いが終わりました。
始まるまでは待ち遠しいのに、始まってしまうとあっという間でした。
今年のツールは争いらしき争いがほとんどなく、個人的にはちょっとイマイチな大会でした。
ですが、一応まとめておきます。
Peloton - Tour de France 2015 - Haastrecht - Zuid-Holland - Pays-Bas / 28169156@N03
マイヨ・ジョーヌ(黄色ジャージ)の総合タイム争い
昨年のブエルタと今年のジロに勝っていてグランツール3連覇を目指すコンタドール。
25歳にして既にジロ制覇、一昨年のツールでも山岳賞を獲ったコロンビアの期待の星キンタナ。
一昨年のツールの圧倒的な強さに磨きがかかったフルーム。
昨年の覇者で、今年こそフルームとコンタドールに勝ち、真の勝者となりたいニバリ。
今年のツールの総合争いはこの4人の争いと言われており、山岳ステージとなる2週目から本格的な争いが始まると見込まれてました。
ところが第2ステージ(第1ステージが個人TTだったため実質初戦)でニバリとキンタナがいきなり遅れてしまいました。
この第2ステージで4強勢でトップに立ったフルームがそのまま総合優勝という形になりました。やはりフルームは強かった。一昨年2013年のツールで圧倒的な強さで優勝し、昨年も優勝候補の筆頭だったんですが、雨の第5ステージで落車リタイア。その雪辱を見事に晴らした総合優勝でした。
いや、フルームだけじゃなくチームスカイのチーム力が強かったんですね。特にリッチー・ポートの献身的なアシストは素晴らしかった。どこだったか忘れちゃったけど山岳ステージでフルームのアシストのために先頭集団から降りてきたのとか、まさにサイクルスポーツの醍醐味を見せてくれたなぁ、という思いでした。
▼4強の総合タイム推移
フルームは確かに強かったんですが、キンタナの追い上げも目を見張るものがありました。
最終ステージは慣例により全て同着扱いになるため第20ステージで決着がついてしまうんですが、その直前の第19、20ステージでのキンタナの追い上げはすごかった。特にバルベルデとの波状攻撃にはさすがのチームスカイもついていけず、最後はついにキンタナがフルームをちぎることに成功。
しかし、フルームとの差は埋まらず、その差は1:12。 結果的には第2ステージの差がそのまま残ってしまったわけです。
それでも一時は4強で最下位だったキンタナが総合2位となり、さらに同じモヴィスターからバルベルデが総合3位に入り、チームから2人が表彰台に乗りました。大健闘だと思います。
マイヨ・ヴェール(緑ジャージ)のスプリントポイント争い
やはり今年もサガンがステージ未勝利のまま緑ジャージを守り切りました。
今年のツールではステージ優勝がスプリントポイントで優遇されていたんですが、これは昨年のツールでサガンが1勝もしないままマイヨ・ヴェールを着続けたことへの対策だったと言われています。
ですが、今年も結果は同じでした。
これはもうサガンが凄すぎる。普通のスプリンターは平坦ステージの優勝で大量ポイントを稼ぎ、山岳ステージでは消耗しない程度に走りきることに専念するんですが、サガンの場合は平坦ステージで2位3位を卒なく取りつつ、何と山岳ステージでも途中のスプリントポイントを取っているという。だいたい緑のジャージを着て山岳スペシャリストと山を並走しているってすごいことだし。
Jスポーツの解説で言われてたけど、この規格外のサガンに合わせてこれ以上ポイントをいじったら大会のバランスが崩れ兼ねない。なので、ここは素直にサガンの偉業を称えるべきかと。
あと、なんか今年のサガンは見た目が結構かっこよかった。ちょっと後ろ髪が長めだったせいかな? なんかいい男でした。
ステージ最多勝
ステージ最多勝はグライペル。4勝を挙げています。
4勝もしてればマイヨ・ヴェール着られると思うんだけど、前述のとおり規格外サガンがあんな形でスプリントポイントをチマチマ稼いじゃってるため緑のジャージは着れませんでした。
それでも大会通して4回もステージ勝利ってのはすごいです。
まぁ、今年はキッテルが不参加だったし、カヴェンディッシュも何とか1勝したものの衰えつつあるし、スプリンターの中ではグライペルが圧倒的な存在感だったと思います。
▼ステージ4勝のグライペル(今年のツールの写真ではないですが、ネットでの愛称がゴリラってのがよく分かる写真ですねw)
Lazer Helium Aero Rain Shell / glorycycles