今日は太陽・地球・土星がまっすぐ並んで、土星がとても見やすい日なんだとか。
月の左下の方角、てんびん座の中に一際明るく光っているのが土星です。
5月11日は土星が衝
冒頭では「太陽・地球・土星がまっすぐ並ぶ」と書きましたが、天文学ではそういう状態を衝(しょう)といいます。
ある観測点(通常は地球)から太陽系天体を見た時に、その天体が太陽と正反対の位置にある状態を指す言葉である。
ご存じのとおり土星とかの惑星は自ら輝くのではなく、太陽の光を反射して輝いています。なので、地球から見て太陽と真逆に来れば太陽光線を真正面に浴びて、要は月の満月状態になるため一番見やすい状態と言えるんですね。
土星の傾き
地球と土星の公転面は25.7度傾いています。ただの丸い星ならあまり関係ないんですが、土星の場合はあの立派な環がありますからね。傾きによって見え方が変わるんですね。
今は環の傾きがそれなりにあるので、天体望遠鏡で見ればきっと男前な土星さんが見えると思います。
ちなみに土星の公転周期の半分、約15年に1度の周期で土星の環の傾きが真横になるんですが、その時は環が直線状になってほとんど見えなくなります。
▼画像引用元→ 【特集】土星を見よう(2013年)
土星の環を見るなら観望会がオススメ
土星自体はとても明るいので肉眼でも十分見られますが、環を見たいなら天体望遠鏡が必要です。双眼鏡は厳しい。
とは言っても土星の環を見るためだけに天体望遠鏡を買うのはもったいないし、そもそも図鑑のような綺麗な土星はなかなか見られないです。まぁ図鑑みたいな土星が見たいなら図鑑見ろよって話なんですが(´・ω・`)
そんなわけで天文台やプラネタリウムなどの専門施設主催の観望会がおすすめです。一般人には買えないような専門機材で見られますからね~
東京周辺在住の方なら国立天文台三鷹キャンパスの定例観望会がおすすめ。
今年は6月に2回、土星を見る観望会があるそうです。
数年前に土星観望会をに見に行きましたが、若干雲が厚くて薄らとしか見えなかったけど、確かにこの目で土星の環を見ました。望遠鏡を通してとはいえ、土星の環を発した光が自分の網膜に届いてるという事実は感動モノでした。
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