西アフリカのエボラ騒動の続報。
今度は1世紀ぶりに防疫線[cordon sanitaire]を張るとのこと。
いろいろ意見が出てますが、これはもうギリギリの決断だったのかなぁ、と思ったり。(´・ω・`)
西アフリカで発生したエボラ出血熱は、制御できない状況になっている。被害が集中しているギニア、シエラレオネ、リベリア3カ国政府は、この感染病との闘いで1世紀近く使われてこなかった戦術を復活させた。「防疫線(cordon sanitaire)」である。
感染地域の周辺に防疫のための非常線を張り、誰も外に出さないようにするのだ。
防疫線はヨーロッパで14世紀に大流行した黒死病(ペスト)で知られる。だが、最近では1918年、発疹チフスの流行を阻止するためポーランドとソ連(当時)の国境に引かれて以来のこととなった。防疫線は、残酷で非人道的なものになる危険性をはらんでいる。数世紀前には、防疫線内に留め置かれた人びとが流行が止まるまで、死ぬか生きるかの極限状況のなかに取り残されるという極端なケースもあった。
※全文はソースにて
要するに封じ込めですね。未感染の人も含めて、その地域はもう出入りを制限するということ。
もっと早く決断すれば影響が小さく済んだとか言う人もいるけど、この決断はなかなかできないと思う。。。(;´・ω・)
ただね、、、この戦術は人道的問題だけでなくもっと単純な課題があると思うんだよね。
それはそもそもどうやって出入りを制限すんの? ってこと。
今回の封鎖対象は感染者の70%近くを出しているギニア、シエラレオネ、リベリアの3ヶ国が国境を接する三角地帯らしい。そのエリアの広さがどのくらいだか分からんが、境界線全てに治安部隊を張り付かせるワケにはいかないんじゃないかと。
かといって『進撃の巨人』みたいな壁を作るのも非現実的。
そんな中途半端な防疫線だとかえって暴動を引き起こしかねない気がするんだよね。
あと、そんな中で医療に従事する関係者の重圧も想像を絶する。原発事故で話題になった決死隊を思い出す。
じゃあどうすりゃいいんだよ、って話なんだけど、これってもう何が正解かなんて誰にも分からんからね。
最適解でも犠牲は出るし、しかもそれが最適解かどうかなんて誰にも分からない。だから最善の決断をしても責められる。
そんな無理ゲーにあえて挑んで決断した人を非難するってのは俺にはできない。たとえそれが失敗だったとしても、非難とか批判とかはできないんだよなぁ。
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