水攻め、お見事でした。
CGも意外とちゃんとしてたし
初登場、徳川家康! あと井伊直政と本多忠勝も!
やっと出てきた徳川家康。ちょっと老けてましたが大河ドラマ的タイムパラドックスということで、そこは心の目で補正かけましょう。
あ、でもこの時だいたい40歳くらいなんで、家康は苦労人だからこれくらい老けてるのもアリかもしれんね。
▼寺尾聡演じる徳川家康(41年ぶり2度目)
寺尾聡の演技は腹黒感がなかなかよかったと思う。たぬきっぷりがうまく出てて、この後の秀吉政権下での駆け引きなんかもいい感じで描かれそう。
今回は家康が安土城に呼ばれた話だったんですが井伊直政と本多忠勝も一緒に来てました。徳川四天王の内の2人です。あとの2人は酒井忠次と榊原康政。
▼本多忠勝(左)と井伊直政(右)
井伊直政は武田の遺臣を召抱え、武田の赤備えを引き継いだ井伊の赤備えでも有名ですね。そして本多忠勝は生涯無敗で戦国最強とも言われ、あの全盛期の武田信玄上洛軍との戦いにて、家康本体を逃がすために少数精鋭で殿を務めた人です。しかも無傷だったらしい。千葉県夷隅郡大多喜町がNHK大河ドラマ化の実現を目指しているとか。実現は難しいかもしれませんが、もし実現したら連戦に次ぐ連戦になりそうw
清水宗治、やっぱ男だわ
先週も書いたけど今週も書きます。そして多分来週も書くでしょう。
水攻めにされた備中高松城の城主、清水宗治。頑
固だけど、やっぱこれぞ戦国武将って感じです。男です。
毛利の小早川隆景だけじゃなく、敵方の黒田官兵衛にまで死なすには惜しいと言わしめ、織田と毛利のどちらの面目も損なわずに清水を生かすには、清水が織田に寝返るしかない、という結論に至ります。毛利の外交僧安国寺恵瓊が清水に寝返りを勧めるもそれを一蹴。
自ら進んで死を選択したのであって、これは毛利に見捨てられたことにはならない。だから自分が死んだ後に織田と和議を結べばいいと。
うーん、前回も死ぬことが自分の仕事と言い切ってたし、もうこれは止められんよね。あっぱれではあるんだけど、もう少し空気を読むというか、融通をきかすってことも覚えようぜ!
▼これぞ戦国武将、清水宗治!
次回はいよいよ後のお手本となる見事な切腹を演じるのかと。
本能寺ゲージがついに振り切れた
これまで積もり積もってきた本能寺ゲージがついにMAXに!
先週は恵林寺の無残な焼き討ちで90%くらいまで上昇していましたが、今回、とうとう最後の一押しが。
まずは安土城に来た家康の饗応役でしくじり、大勢の前で信長に叱責され、恥をかかされたこと。まぁ、これは本人も甘んじて受け入れる覚悟だったとは思うが、さらに饗応役を外され、中国攻めの羽柴軍に加わるように言われてしまいました。この辺りは村重も謀反の直前に似たような話がありましたね。石山本願寺との和睦交渉に失敗して秀吉の中国方面軍に加わるように言われた話。詳細は第15回感想をご覧ください。
そして、最後の一押しは「日の本に王は二人もいらぬ」という魔王信長の言葉。これにより光秀は信長を討つことを決意しました。
▼「日の本に王は二人もいらぬ」という日本の歴史上、一番の問題発言を言った瞬間www
信長が本気で朝廷を滅ぼそうとしていたかどうかは定かではないですが、官位官職を辞退したり、状況証拠的には十分ありえます。天皇家が古代より受け継がれてきている日本は、世界唯一の古代国家と言われてますが、その最大の功労者は光秀かもしれませんね。
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