ツール・ド・フランス 第17ステージ、ピレネー3連戦の2日目。
タイトルの通り、山岳賞ジャージを着たマイカが今大会2度目のステージ優勝。
これで山岳賞争いもほぼ確定じゃないかな、と思います。
ステージ優勝は今年2回目のマイカ
さすがに最後の超級山岳では多くの選手が脱落して、レースが目まぐるしく動きました。
まず最初にアタックをかけたのがビスコンティ。そして後方から追いついてきたのがホアキン・ロドリゲスとの山岳賞争いも注目されるマイカ。
そして残り2.4kmの地点でマイカがアタックをかけ、
そのままビスコンティを引き離して今大会2勝目!
この第17ステージは超級山頂ゴールということで、勝者は山岳賞ポイント50pt(通常25pt、山頂ゴールボーナスで2倍)が与えられます。2位が40pt(だったかな?)なのでこれは非常に大きいです。
前半はホアキン・ロドリゲスに山岳ポイントを譲ってましたが、この最後の超級ダブルポイントのために温存していたってことでしょう。そのホアキンは最後の超級で失速してしまいました。
これでマイカは明日のピレネー最終日に無難な走りをすればいいだけなので、マイカの山岳賞はほぼ確定といっていいでしょう。
総合争い上位は変動がないもののニーバリが確実に差を広げる
総合争いもこの後、平坦やタイムトライアルもありますが、トップのニーバリが確実にその差を広げていっています。
この第17ステージではメイン集団でじっと戦況を見極めていたニーバリ。そのまま無難に終えると思いきや、やはり最後は追い込み、3位でフィニッシュ。総合争いのライバルに確実に差をつけるあたりさすがです。
▼3位ニーバリ、4位ペロー、5位デマルキ
総合上位陣の順位変動はないですが、ニーバリについていったペロー以外は軒並みニーバリから差を広げられました。
残りの平坦、タイムトライアルを考えても、ニーバリの総合優勝が堅くなってきました。グランツール全制覇か?
日本の新城が魅せた!
ここまで要所要所できっちりと働いてきたユーロップカーの新城幸也ですが、全体として目立つステージはあまりありませんでした。
そんな新城がピレネー2日目で魅せてくれました。
ステージの序盤戦から逃げ集団に入った新城。
▼その雄姿がしっかりと映ってました
▼マシンに刻まれた日本の文字もドアップで!
その後は途中で抜け出した3人の選手を追う追走集団に入り、なんと3つ目の山岳上りまで、ほぼ一人でその追走集団を引いてました。この集団には同じユーロップカーのエース、ピエール・ローランがいたので、彼のために鬼の引きを魅せたってことでしょう。本当にすごかった。
残念ながらローランはこのステージ6位に終わりましたが、、、(´・ω・`)
▼新城幸也、苦しそうな表情を見せながらも素晴らしい引きでした!