ども!俺っす!
いやー、ほんと久しぶり。久しぶりすぎてはてなブログのダッシュボードで一瞬迷ったw うん、半年ぶりくらいの更新かな? この調子で年2回くらいは書きたいなと思ってます。はい。
そんで今回急にブログを書きたくなったのは興味本位で見始めたヤクザものVシネマ『日本統一』がめっちゃ面白かったから!
あまりの面白さに14作目まで見終えました。とはいえ先日出た最新作は39作目なのでまだまだ3分の1くらい。先が長いw
ヤクザものといえば映画『アウトレイジ』シリーズくらいしか見てないので、極道用語がなかなか新鮮でした。若頭とかオジキとか本家とかいろいろ訳分からんかったけど見ているうちにいろいろ理解できてきた。うむ、なかなか深いんですね。
Vシネマ『日本統一』とは!
横浜で激強不良コンビだった氷室蓮司(本宮泰風)と田村悠人(山口祥行)がヤクザの組を壊滅させたことで地元を追われ、神戸にて日本最大の極道組織、侠和会(きょうわかい)の一員となり、その組織の中で成長していくというヤクザ的大河サクセスストーリーといった感じでしょうか。
最初アマプラで見た時は「日本統一」というタイトルに惹かれたんだよね。戦国時代か何かかな?って感じの響きがねw
まあこれは2人が入った侠和会の初代会長が目指していた日本極道会の全国統一のことを指してるんだけど、彼らの言い分としては強いものが統一すれば無駄な喧嘩がなくなり秩序が保てる、ということらしいです。まあそのために街なかでめっちゃドンパチしてるので秩序も何もあったもんじゃないんですがw
『日本統一』の面白さ!見どころ!
何が面白いってやはり主人公の二人がチンピラから始まってヤクザの若頭や組長とかに出世していくところですね。ヤクザの世界なので世間的には褒められた内容ではないんだけど、なかなかいい仕事をしていい感じで出世していく様は見ていてスカッとする。極道版島耕作って感じでしょうか。
頭脳派の氷室と行動派の田村、絶妙バランスのコンビでお互い協力しあってことを成し遂げていくのも見ていてとても気持ちいい。
しかしツッコミどころも多くて、低予算ならではの雑さが目立つw でもストーリーが面白ければ雑でもいいのでは?と個人的には思います。Amazonのレビューとかで演技にダメ出ししまくられてるけど、そういうものだと割り切って見ないとそこばかりが気になって楽しめないと思うんですよね。確かに演技とかめっちゃヒドイのとか混じってる。よくこれでNG出ないなって思うのとか、見ていていたたまれなくなるようなクソ演技も確かにあるw けど、でも逆にそれも楽しむくらいが丁度いいのかもw
あと同じ役者さんが別役で出てくるのがなんか笑うw こういう話なのでしょっちゅう死人が出るわけなんですが、あれ?お前、1つ前の作品で死んでたじゃんw みたいなのが仲間役とかで出てきてほっこりしてしまうw 逆に同じ役なのに違う役者になることもあるけどこれは長年続いてるシリーズ物なら仕方ないのかもね。
何気にヤクザ用語が覚えられて楽しい
まあこんなの覚えなくていいんだけど、知るとなかなか興味深い。
まず本家とか直参、これは比較的有名なんだけど俺知らんかったw てかこれヤクザ用語じゃなくて元々は江戸時代の徳川家に直接使えてた家来が直参と呼ばれてたものらしいね。(調べたw)
このドラマの舞台になる侠和会のように全国にシマを持つ大組織になると侠和会自体に下っ端構成員みたいなのはいなくて、直参と呼ばれる各地の組長さんが率いる組織の連合になってるんですね。まあ会社でいうところのホールディングス組織みたいなもんなのかな?(適当)
まあそんなわけで侠和会には直参組織の組長さんが集まっていて、それぞれは組長さんなのに侠和会内でも若頭とか本部長とか役職についてたり役職がない人もいる。そしてその下の組織の中にも若頭や理事長とかがいて、さらにその下の組織の中にも小さな◯◯組や◯◯会が存在して、その中にも若頭や理事長がいて、、、マトリョーシカみたいになってますw
しかも最初の方は例えば山崎組の山崎組長って感じで組と組長の名前が一致してるから分かりやすいんだけど、代替わりすると山崎組の川谷組長って感じで名前がずれて、それだけならまだしも、川谷組長が元々組長やってた川谷組も残って川谷組の氷室組長なんてことになるもんだから結構混乱する。
あと若頭ってのはよく聞くけど舎弟頭って人もいるのね。なんとなくこれまでの理解から若頭が組のNo.2だと思ってたのに舎弟頭の方が偉い感じにも見えて大混乱でしたね。どうやらヤクザの世界では盃を交わした親子関係、兄弟関係があって、そういったものも加味した関係性らしい(あんまり理解できてないw)
なので部下は組長を親父(おやじ)と呼んで、親父と同列の人は叔父貴(おじき)と呼んで、あと兄弟関係だと兄貴と呼んだり、五分の兄弟の関係になるとお互いキョーダイって呼び合ってます。なんつーかこれを瞬時に呼び分ける必要があるわけでヤクザの世界も大変だなと思いました。
盃の儀式の口上が耳から離れないw
すでに触れたとおりヤクザの世界は盃の関係が重要で、その盃を交わす儀式のシーンが何回も出てきます。
そこで流れる口上がなかなか耳に残る。
こんな感じ。
既にお覚悟は十二分におありのことでしょうが、
任侠の世界は厳しい掟の世界です。
時として、たとえ白いものでも黒と言われれば、
その胸の中にすべてを飲み込んで
承服せざるおえない厳しい世界です。
いかなる修行にも耐え抜いて、一家のため、親分のために
立派な漢となる決意が固まりましたならその盃、一気に飲み干し、
懐中深くお納めください。どうぞ
どうやら一気に飲み干すパターンと三口半で飲み干すパターンがあるっぽい。
あと親子盃の場合、まず親から先にほんのちょっとだけ盃に口をするんだけど、これは子を思う気持ちの量を残すという意味でちょっとだけしか口にしないみたいなことを言っていた。なるほどね〜
- 作者:村上 和彦
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 単行本
家族がふえるよ!やったね◯◯ちゃん!
まあ、そんなわけで何かあるとすぐ盃交わして家族が増えるんですよ。隙あらばところ構わずあちこちで交わす。食事の席とかで突然交わしたり、塀の中でも親分の口にした酒を魚の形の醤油入れに入れて獄中に持ち込んで交わしたり、とにかくところ構わずって感じで笑ってしまうw
なのでめっちゃ家族がふえるよ!
マジで主人公周辺だけでもこんな感じで親子だらけw
というわけで、氷室たちの日本統一はまだ道半ば。これからの彼らの活躍に期待したいと思います!