いやぁ、とうとう開幕しました。ツール・ド・フランス!
今年は自転車先進国オランダ、ユトレヒトでの開幕でした。
初日から個人タイムトライアルということで、正直、個人的には盛り上がりに欠けたんですが、やはり始まるとドキワク感が半端ないですね。
そして、初日を制してマイヨジョーヌを獲ったのはオーストラリアの25歳、ローハン・デニスでした。
ローハン・デニスが驚異的なタイムで第1ステージ優勝
初日のステージ優勝ということで、明日はマイヨジョーヌを着ることになります。
昨日はかなり前のほうの出走だったので、ホットシート(暫定1位の選手が座るイス)ではいつ抜かれるかとハラハラしながらの待機だったわけですが、結局ずっと座り続けました。
1990年生まれの25歳、自転車選手としてはまだまだ若手です。ツール・ド・フランスぐらいしか見ないにわかなので、こういう若手選手はあまり知らないんですが、今年2月にUCIアワーレコードの新記録を出してますね。ちなみに5月には別の選手に塗り替えられてます。。。(´・ω・`)
4強の結果は?
今年の総合優勝争いはコンタドール、フルーム、キンタナ、ニバリの4強で争われることになりそうです。
というわけで、彼らの初日の結果を見てみましょう。
順位 | 国籍 | 選手 | ゼッケン | チーム | 記録 | タイム差 | ニバリとのタイム差 |
1 | オーストラリア | ローハン・デニス | 63 | BMCレーシングチーム | 14:56 | - | - |
22 | イタリア | ヴィチェンツォ・ニバリ | 1 | アスタナプロチーム | 15:39 | +00:43 | - |
39 | イギリス | クリストファー・フルーム | 31 | チームスカイ | 15:46 | +00:50 | +00:07 |
46 | スペイン | アルベルト・コンタドール | 41 | ティンコフ・サクソ | 15:54 | +00:58 | +00:15 |
57 | コロンビア | ナイロ・キンタナ | 51 | モヴィスターチーム | 15:57 | +01:01 | +00:18 |
昨日はキンタナがかなり早い段階で出てきて、トップから1分近くの遅れということで、これって遅すぎなんじゃ??? と心配だったんですが、終わってみればニバリからキンタナまで18秒ということで、これはいい具合に収まった感じです。
▼コンタドールの走り 沿道の観客がすごい
オランダ、ベルギーを経て、4日目にフランス入りします
ツール・ド・フランスっていうのに何でフランスじゃねーの?と思う方もいるかもしれませんが、この後、オランダとベルギーを抜けて4日目にいよいよフランス入りします。
明日第2ステージはオランダの低地コース。標高差がほとんどなくスプリンター達が時間を稼ぐ絶好のチャンス。ただし、オランダということで風がちょっと心配か。
続く第3ステージは舞台をベルギーへと移し、あのミュール・ド・ユイ(ユイの壁)に挑みます。平均勾配9.6%、最大勾配26%(公称19%)という全長1.3kmの激坂は必見です。見てるだけでも疲れますからねw 第2ステージまでは山岳ポイントが設定されてないため、この日が山岳賞初日ということになります。
そして第4ステージではベルギーからフランス入りし、パリ~ルーベというクラシックレースで有名なパヴェ(石畳)地獄を戦います。なんか波乱が起きそうな予感。。。 特に4強には無事に乗り切ってほしいです。
この第2~第4ステージあたりでは、引退の噂もちらついているカンチェラーラに魅せてもらいたいですね。
▼第1ステージの舞台ユトレヒトの街並み 中央はユトレヒトのシンボル、ドム塔
2013年、2014年の第1ステージ覇者、マルセル・キッテルは欠場
今年はキッテルが出てないんですね。2013年、2014年の開幕スプリントを制したマルセル・キッテルですが今年2月頃のウィルス感染の影響で今年のツールは欠場とのこと。
今年は開幕がタイムトライアルということもあり、3年連続の制覇は無理だとは思ってましたが、彼の驚異的なスプリントは楽しみのひとつでした。
昨年の最終ステージでのクリストフとのスプリント勝負は鳥肌ものでした。