12月に入ってから色々と忙しくほぼ毎日終電近くの帰宅になってます。朝は遅いし、飲み会多めなので自業自得ですがw
そんなわけで終電帰りの静まった中、夜空を見上げながらのんびり歩くことが多いです。
冬の夜空ってすごい好きなんですよね。空気も澄んでるから星空も綺麗だしね。
赤色超巨星 ベテルギウス
冬の夜空の中でも圧倒的に俺の視線を捉えて離さないやつ。それはシリウスでも○○でもなく、オリオン座の左上で赤く輝くベテルギウスさん。
太陽の位置に置いたら地球や火星は飲みこまれ、木星軌道にまで達すると言われるくらいのバカでかさ。こういうの想像すると宇宙は広いなーと感じさせてくれます。
恒星の大きさ比較の参考動画
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そんなベテルギウスさん、もしかしたらすでに死んじゃってるのかもしれないんですよね。。。(´;ω;`)
ベテルギウス超新星爆発
死んじゃってるってのはどういうことかというと、星の最期、超新星爆発を起こしているかもってことです。
ベテルギウスさんは脈動するほどの赤色超巨星になってるとかで、つまりドクンドクンと激しく脈打った後に何か(ガンマ線バースト)を吹き出しちゃうかもしれないって話です。ちょっと表現がおかしいかもしれないけどマジなんですわ。
ただ、ベテルギウスは地球から600光年くらい離れているので、例えばたった今、超新星爆発が起こったとしても地球にいる我々がそれを見られるのは600年後なわけです。逆に言えば600年前に超新星爆発を起こしてたとしたら、今まさに地球にその光が届くわけです。
なので俺は冬の夜空を見上げると、ベテルギウスがまさに爆発を起こすんじゃないかと思ってガン見しちゃうんですよね。今か? そろそろか? と思わせて今でしょ? からの〜、今かな? みたいな感じでずっとガン見w
当然ニュース映像とかで流れるわけですが、できれば自分の目で見たい。600年という長旅を終えた光が最後に到達する先が自分の瞳ってのもロマンを感じるというか。。。単なる自己満足ですがw まあ超新星爆発の放った光がなにかヤバイもので、ムスカ大佐みたいに「目が、目があああああ」ってなるかもしれないので自己責任ではありますが。
実際のところ地球への影響はどうなん?
600光年って光の速さで600年かかる距離なのでそれはもう相当な距離ではあるんだけど、それでも広大な宇宙から見たらめっちゃご近所さんなんです。そんなご近所さんでドクンドクンとした後にドバアアアって何か(しつこいようですが、ガンマ線バーストです)を放出されたらちょっと、、、という心配もあるんだとか。三葉虫とかの古代生物の大量絶滅に超新星爆発が絡んでいるとかって説もあるくらいですからね。
ただ実際は数10光年以内の超ご近所さんじゃないと甚大な被害は出ないし、あとガンマ線バーストの放射は地軸方向に限られていて、地球はベテルギウスの地軸方向からずれてるので今回はセーフっていうことらしいです。信じよう。
あと気になるところはベテルギウスが爆発したら見た目がどうなるのか?ってところですかね。
太陽が2つになるなんて話も出たりしてましたが、実際のところは満月程度で落ち着きそうだとか。それでもすごいですけどね。さすがに太陽クラスに明るかったらガンマ線の影響は回避しても別の被害が出そうだし。
過去の類例としては、1054年に起きた かに星雲の超新星爆発ですね。平安時代の藤原定家が残した『明月記」にも記録が残っている超新星爆発で、爆発直後、たしか20日くらいだったかな? 昼間でも見えたらしいです。地球から7000光年離れたかに星雲でこれですから、その10分の1の近さの距離にあるベテルギウスはさらにすごいことになりそう、って期待しちゃいます。
そんなわけで、今後もベテルギウスのドクドクっぷりをガン見しようと思っています。
まあ、天文学的な時間の長さからすると、そもそも俺が生きてる間に超新星爆発が見られるかどうかは怪しいところなんですけどね。